2014年3月6日木曜日

交差ヴォールト

交差ヴォールトとは、アーチを交差に交わらせた天井様式のことです。西洋建築でよく見られ、力学的に優れているそうです。

ローマでも、教会や古い建物に、頻繁にこの天井がみられます。交差ヴォールトを繋いだアーケードとなると、交差のリズムが繰り返されて、奥行きを感じさせる素敵な空間を作り出します。

写真は、真実の口のあるサンタ・マリア・イン・コスメディン教会のアーケード。幅が狭く、割合低くて、天井画などの装飾がないので、この交差ヴォールトのリズムカルな美しさがよく感じられるアーケードだと思います。

天井画が描かれていると、絵を見る楽しさがありますが、ないとないで、建築空間をより楽しめます。
真実の口の前は、いつも、このアーケードで写真撮影する人の列になっているので、待っている間、ちょっと天井を見上げて、空間を楽しんでみてください。(でも、スリもいるので、見上げるときは気を付けて!)

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