2014年4月5日土曜日

妖精の館

コッペデ地区で最も目を引く不思議な建物「妖精の館 (Villini delle Fate)」。

独特の世界観を持った建築家ジーノ・コッペデ (Gino Coppedè) の設計で、1924年に建てられました。躍動感あふれる複雑な設計で、壁全体に、繊細で美しい装飾が施されていて、見るものを引き付けます。

「妖精の館」という名がぴったりのユニークな建物です。

壁画は、太い輪郭線で縁どられるクロワゾネと呼ばれる技法が用いられています。壁画というより織物が張られているような印象を受けました。


アテルノ通り (Via Aterno) 側は、ダンテとペトラルカの時代のフィレンツェが描かれています。
ブレンタ通り (Via Brenta) 側は、サンマルコの化身翼のあるライオンとガレー船が描かれ、ベネツィアがモチーフになっています。

残念ながら、個人の建物なので、内部を見れないのが残念ですが、外観だけでもバラエティに富んだ様々な装飾がされていて、じっくり見ると面白いです。


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